栞     

栞     

2017/12/16もうひとつの風景

「おみくじを引くように、直感で栞を引いてみてください。いま自分にとって大事なメッセージがでてくるはずです」。「まなざしのデザイン」刊行記念セミナーの全国キャラバンの2つ目の都市となった新潟で、ノベルティとして制作した栞がコミュニケーションを円滑するツールに変わりはじめていた。

 

出版まであと2週間という頃、全国キャラバンのスケジュールは5都市くらいが確定し、多くの都市での調整がまだまだ続いていた。そんなとき、セミナーに足を運んでくださる方に何か心に残るものを差し上げられないだろうか、真っ先に浮かんだものが「栞」だった。早速ハナムラに相談したところ、栞なんて使わないだろうと、アッサリと否定されてしまった。

 

数日後、ハナムラのほうから栞を作りましょうという連絡があった。なぜ急に?と思いつつも、話を聞いてみることにした。なんと100種類の栞を作るという提案がされてきた。そして、本の中からフレーズを100種類抜き出すことが決まった。メッセンジャーで通話をしながら、フレーズがどんどん送られてくる。1時間もすると150ほどが選定された。それが終わると、次に栞のデザインが始まった。デザインの方向性も一致したところで、時計は12時を回っていた。やると決めたら、徹底してやる。ハナムラに何かを提案するとき、こちら側の態度が問われることを改めて認識させられた。

 

その後ハナムラは100種類の栞のデザインを制作し、数日後には印刷所に入稿。そして私が完成した栞を受け取ったのは、ハナムラが帰国する前日の夜。京橋の印刷所で栞を受け取り、アトリエに直行して撮影した。どうやら人間は、100種類もあると、並べてすべてを撮影したくなるようだ。”ニテヒナル/the 4th nature“で使用した造花を部屋一面に並んだ写真が目に浮かんだ。

 

100種類の栞の写真はこちら。

Recent Posts

風景をかんがえる
風景になる